Venetia Biennale 2024にて
- 貝谷 若菜
- 2024年5月28日
- 読了時間: 3分
世界最大のアートフェスティバルである、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の第60回が2024年4月20日~11月24日の期間に開催されています。
ヴェネチア・ビエンナーレは2年に1度開催されるフェスティバルで各国がパビリオンを出展します。会場は大きく2ヶ所、ArsenaleとGiardiniですが街全体で、展示が展開されています。

Arsenale

Giardini
総合キュレーターはブラジル出身のAdriano Pedrosaが初のラテンアメリカ出身のキュレーターとしてVenetia Biennaleの指揮をとりました。今年の国別パビリオン参加数は88で同時期に街で開催されるイベントは30におよびます。
テーマは「Foreigners Everywhere」で、日本語では、どこにでもいる外国人と訳されていました。
Adriano Pedrosaはプレスリリースにて、以下のように述べています。
「このタイトルの背景には、国家、領土、国境を越えた人々の移動と存在に関する様々な危機が蔓延している世界があり、それは言語、翻訳、民族の危険と落とし穴を反映し、アイデンティティ、国籍、人種、ジェンダー、セクシュアリティ、富、自由が条件となる差異と格差を表現している。このような状況のなかで、『どこにでもいる外国人』という言葉には(少なくとも)二重の意味がある。まず第一に、どこに行こうが、どこにいようが、必ず外国人に遭遇する──彼ら/私たちはどこにでもいる──ということ。第二に、自分がどこにいようと、自分はつねに、本当に、心の奥底では外国人であるということである」
Foreignerという本質的に排他的な言葉をあえて使うことで、もっともインクルーシブなテーマを実現しているように感じました。特に英語でいうForeignerは日本語の外国人という言葉のもつ異邦人的なニュアンスよりも、特定のコミュニティにとって新しい、もしくはそこに属さないという感覚を表現できるように感じます。そして、そのコミュニティというのは、人間性とテクノロジー、人間と人間以外の生物、といったジェンダーやアイデンティティ間の差異を超えた解釈の幅があります。第 60 回展覧会はイベントパートナーのswatchとメイン スポンサーのilly caffèにくわえて、以下のスポンサーが携わっています。American Express、Bloomberg Philantropies、Vela-Venezia Unica。Cleary Gottlieb Steen & Hamilton LLP
以下に、フェスティバルのようすを写真で紹介します。

チケット売り場

展示スペース内は各国のキュレーターに任せられており、ギャラリースペースを展示室に持ち込んだ斬新な展示や、インスタレーションなどスペースを駆使して参加国があらゆる視点でテーマを解釈し、自国を表現します。

アルバニアの展示スペース


モンゴルの展示スペース

アゼルバイジャンの展示

メインホール、Arsenaleでの展示


Arsenaleの入り口

Arsenaleの展示

Arsenaleの展示

Arsenaleの展示

Arsenaleの展示

Arsenaleの展示

Arsenaleの展示

Arsenaleの展示

フィリピンの展示

トルコの展示

ウクライナの展示

パートナーのスウォッチによる限定デザインの販売


ベルギーのパビリオン、Giardini

オランダのパビリオン、Giardini

アメリカのパビリオン、Giardini

スイスのパビリオン、Giardini

スイスのパビリオン、Giardini

日本のパビリオン、Giardini

日本のパビリオン、Giardini

ドイツのパビリオン、Giardini

ドイツのパビリオン、Giardini

フランスのパビリオン、Giardini

チェコとスロバキアのパビリオン、Giardini

ポーランドのパビリオンGiardini

セルビアのパビリオン、Giardini
ロシアは2回連続展示を行なっておらず、イスラエルのパビリオンは停戦と人質解放合意があるまで閉鎖されていました。パビリオンの横にセキュリティガードがいるところからも、国際的なアート式典の場がプロテストの場として力を持っていることがみてとれます。





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