top of page
SAWL.png

ラグジュアリー・ブランドとアートAudemars Piguet Amsterdamにて

  • 貝谷 若菜
  • 2024年4月16日
  • 読了時間: 3分

アート×企業の活動に着目した際に、ラグジュアリー・ブランドの介入は想像に難しくないかと思います。アートフェアに行くと、パートナー・スポンサー企業として多くのラグジュアリー・ブランドが名を連ねていますし、Louis VuittonやStella McCartneyをはじめとする多くのブランドがコレクションのみならず、アーティストとのコラボレーションを発表しています。


そもそも、TEFAFのようなFine Artのフェアでは、骨董品や民族特有の仮面、アクセサリーなどが出展されますし、アクセサリーや宝石、衣類は美術史においても重要な要素のひとつです。FRIEZEやBASELなどの現代アートフェアでも、ラグジュアリー・ブランドがブースを展開していることがあります。昨年のArt Basel (Basel)では、Louis Vuittonが世界の都市のマップを販売していました。


と、そんな関わりの深いアートとラグジュアリーブランドですが、今回はアムステルダムにあるAP(Audema Piguet)Houseのアートコレクションに関するトークに招待され、内情を少し覗いてきました。


AP HouseはAudema Piguetが世界中のあらゆる都市にもつ完全予約制のハウスです。このハウスには時計の購入のみならず、世界中の愛用者たちが旅行ついでに訪れるそうです。


AP House Amsterdam2階のようす


トーク自体は30分ほどで、主にはドイツ人画家であるSven Kronerの作品についてAudema Piguetのアート・アドバイザーたちが解説し、参加者が質問をするカジュアルな形式でした。


Amsterdam Museumpleinから徒歩1分のAP house


トーク自体は30分ほどで、主にはドイツ人画家であるSven Kronerの作品についてAudema Piguetのアート・アドバイザーたちが解説し、参加者が質問をするカジュアルな形式でした。


Sven Kronerの作品


担当者に聞いたところ、今回は完全招待制で、AP Houseのスタッフの個人的なネットワークをもとにしたものだそうです。


参加者には

・オランダ最大の現代アートフェアPAN Amsterdamの広報担当者

・Samsungがスポンサーのデジタル・メディアアート美術館であるNxt Museumのセールス担当者

・アムステルダム・インターナショナルスクールの広報

・ラグジュアリー・ブランドのトレーナー

・TEFAFのコレクション担当者

・ギャラリーオーナー

・ジャーナリスト

などが招待されていました。



各国の特徴に合わせたインテリアとなっているそう


AP Houseの担当者に、「なぜ、Audema Piguetにとってアートが重要なのか」と聞くと、

「まず第一にAudema Piguetの富裕客層にアプローチする上でアートは欠かせないし、多くの顧客が世界各国のアートフェアに行く層であるから、その際にフェアに招待できる体制を作っておくことが非常に重要だ」と話していました。


また、アートに限らず、ゴルフや音楽のスポンサーをおこなっているそうで、これらもまた同様の理由だそうです。


こうした活動が結果的にブランド・イメージを向上させ、有名アーティストがデザインしたモデルの販売にもつながっているそうです。現在はアメリカ人歌手のJohn Mayerとのコラボレーションを実施しています。


ハウス内のようす


このアートとラグジュアリー・ブランドの交流に特に驚くべき理由はありませんが、このようなイベントで各国の美術館、アートフェア、ギャラリー、ジャーナリストなどと関係を築き、コラボレーションやネットワークを通じて客層の心を掴むのがラグジュアリー戦略なのでしょう。






コメント


bottom of page