アート×企業:Wim Noordam×工業
- 貝谷 若菜
- 2023年7月11日
- 読了時間: 2分
「企業×アート」が話題になると、大企業が大物作家とのコラボ商品を発売したり、ボランティア感覚で出資していると捉えられがちです。そこで本記事では一見、アートからは程遠いと思われがちな『工業・中小企業』とアーティストのコラボレーションに焦点を当て写真×グラフィック・アーティストのWim Noordam氏の活動を紹介します。
これを機により幅広い産業分野・規模の企業の方々にアート活動を身近に感じていただければと思います。
Wim Noordamの作品についてWim Noordam氏は企業からのコミッションを元にユニークなグラフィック・アートを制作するアーティストです。企業の事業活動と明確な関連性のある具体的な作品を制作し、完成した作品は職場、食堂、待合室、役員室に飾られたり、従業員やビジネス・パートナーへの販促用オリジナル・ギフトととしても購入されます。
アート作品を実現するため、Wim Noordam氏は現地の工場やオフィスに自ら出向き、使用されている機械、職場の人々、プロジェクトを被写体に作品を制作しています。それによって、顧客企業にフォーカスした独自の作品が完成するのです。企業の活動を知り、従業員と交流し、ダイナミズムを理解することで魅力的なイメージを共に作り上げています。(ウェブサイト)
今までにコミッションを受けた企業は30以上で、多くが製造や運輸を専門とする中小企業で国際的な大企業ともコラボレーションをしています。
制作された作品は企業のホームページに起用されたり、オフィスに飾られたりと多様です。コミッション作品一覧

Broekman Logistics | KubotaCopyright (C) Fine Graphic: https://www.finegraphic.nl/portfolio/grafische-kunst/broekman-logistics-kubota/
コラボレーションが実現するまで
基本的な作品制作費は良心的で、材料や作品のフレーム等も企業側の要望に沿って制作をします。このように個人的にアーティストと直接仕事をすることで、顧客の要望にあったフレキシビリティの余地が生まれるのです。(価格や材料調整、アーティスト情報の詳細にご興味をお持ちの方はお気軽に貝谷若菜までご連絡ください。)
企業のアート作品の購入というと数千万や億単位の作品ばかりが目立ちますが、最大規模の企業でなくても手の届く良心的な価格で制作活動をし、企業イメージやアイデンティティの強化に貢献するアーティストがいるのです。
このように業種と会社の規模などの需要にあった作品の価格帯と柔軟なサービスは今後、日本のアートシーンを盛り上げる要素のひとつではないでしょうか。




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